10月16日の日記

2011年10月16日 映画
10月16日の日記
今日は両親と聖路加国際病院の細谷亮太先生とドキュメンタリー映画監督の伊勢真一さんが協力して作られた『風邪のかたち』という映画の上映会と講演会に行ってきました。
『風邪のかたち』という映画は、大自然の中で行われるキャンプを舞台に、小児がんと闘う子供たちの生きる力を描いたドキュメンタリー作品です。

私自身、乳児のときに神経芽細胞腫を患い、
21歳になった今年の夏、甲状腺癌が発覚し1カ月程前に手術をしました。
幸いにも、発見が早かったため手術をするだけで済み、今は日常生活に何も問題はなく普通の生活ができています。
しかし、今日お話して下さったNPO法人チャイルド・ケモ・ハウスの理事長のお子さんは私と同じ神経芽細胞腫にかかり闘病生活の末、再発し亡くなってしまったそうです。

不思議ですよね。
助かる子供と助からない子供。
元気に駆け回っている子供と一生病院の中から出れない子供。
神様って本当にいるのかなって思ってしまいます。


映画に出てくる子供たちは、みんなニコニコしていて無邪気で元気いっぱいで輝いていました。
でも、そんな子が3カ月後に急に亡くなってしまったりするんですね。
命ってはかないものですね…。だからこそ大切なものなのかもしれません。

学校に行ったり、友達と遊びに行ったり、恋したり…健康な人にとっては普通であり、当たり前のことかもしれないけど、その普通であり、当たり前のことができずに、亡くなってしまう子供たちがいます。

私が今、大学に行き、友達と遊び、恋をしたりできるのは普通なことのように思えるけど本当は特別なことなのかもしれません。


病院の狭い空間の中、苦しい闘病生活を強いられる子供たちにあたりまえの幸せがいっぱい詰まった病院を...とchild chemo houseは設立されました。http://www.kemohouse.jp/

そんな「夢の病院」がもうすぐ神戸のポートアイランドにできるそうです。
私も微力ながら楠木先生たちの素晴らしい活動を応援していきたいと思います。




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